こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、子どもが踵を痛がる!セーバー病の原因と自分でできるケア方法!ということでお話ししたいと思います。
セーバー病と診断されたけど…
セーバー病は10歳前後の男の子に多く見られ、踵のこの辺が痛いとその疑いがあります。
しかし、病院を受診して「セーバー病」と診断されても、多くのお母さんが「痛み止めと湿布を処方されて、運動は中止してくださいしか言われなかった」と言います。
「子どもは痛いっていうし、いつ治るか心配…」と考える保護者の方も多いでしょう。もちろん痛みが治まるまで運動しないことは大切ですが、中途半端な状態でスポーツを再開しても痛みがぶり返してしまうことが多いです。
セーバー病になってしまう原因を理解して自分でできるケアをしっかりすることで、一日でも早く競技復帰ができるようになります。まずは、自分でできることから始めましょう!
セーバー病になってしまう原因
セーバー病になる原因はオーバーユース(使い過ぎ)と言われています。
一回の強い力で痛みが出ることは無く、繰り返しの力が加わり続けた結果として痛みが発生します。特に、運動を全くしていなかった子どもが急に運動を始めたり学年が上がったことで運動強度が増えた結果、痛くなることが多いとされています。とはいえ、全く同じようにしていても、痛みが出る子と出ない子がいるのはなぜでしょう。
私は、体の使い方やメンテナンス不足が強く影響していると感じています。
体の柔軟性はケガと関連性が高いとされ、いわゆる「体が硬い子」はケガが多いような印象があります。本当に体が硬い子は限りなく少なく、多く体の使い方が分からず、「硬い」という一言で済ませてしまっているように感じます。
例えば、前屈して指が床に着かない子どもがいます。そんな子は背中が丸まり股関節が全く動いていないことが多いです。ももの裏が硬くて~と言うかもしれませんが、そこを伸ばしても一瞬着くか着かないかでしょう。たくさんストレッチを指導しても、体の使い方を覚えさせなければ意味がありません。
また、自分でメンテンナンスをしていない子にも多い感じがします。所属しているチームや団体で、整理体操やクールダウンの時間を設けているところであればいいですが、時間の都合で帰ってから各自で行うようにと言われることが多いようです。自分でちゃんとやろう!という子どもはあんまりいないですよね…笑(自分もそうでしたので笑)
踵の「痛い」はいいきっかけですので、このタイミングで自分でできるケアを習慣化することで、これからの競技生活で痛みなく運動ができる体になります。
自分でできるセルフメンテナンスをしよう
私は、フォームローラーでのメンテナンスを推奨しています。もちろん運動後のケアとしても使えますが、運動前のアップにも使えるので練習前に軽くやってから行くのもオススメできます。
基本的に乗っかって転がすだけですので、誰でも簡単に行うことが出来ます。特にふくらはぎとスネは重点的にやりましょう。
テニスボールや軟式の野球ボールでも代用ができるので、まずは自分でやってみましょう!
インソールを入れて踵への衝撃を減らす
セーバー病にはインソールも一定の効果があります。踵への負担を軽減し保護してくれるので、日常生活でも痛い場合は入れるべきでしょう。
ハーフタイプのインソールで踵の衝撃吸収に特化したものもあります。
サッカー用ですが、日常のスニーカーにも使用できるインソールです。痛みや違和感が強い子のは入れてあげた方がいいと思います。
まとめ
セーバー病と診断されても自分でケアをすることで競技復帰を早めることが可能です。
理想的な動き方やカラダの使い方も教われば、今後のケガ予防やパフォーマンスアップにも繋がります。このタイミングでケアとリハビリを入念に行うことでセーバー病になる前よりいい状態で復帰できるでしょう!
それでも痛みが変わらず出るようであれば専門家に相談すべきでしょう。当院では、最短で痛みを軽減し競技復帰ができるようにサポートしていきます。ラジオ波やIASTMで痛みを軽減し、リハビリと運動療法で痛みの出にくい体の使い方を指導します。
痛くて思いっきり運動ができないことは、子どもにとっても大きなストレスです。自分の体を理解することが、セーバー病の痛みを軽減させる一歩目になります。「踵が痛くて日常生活もツライ」「しばらく治療を続けているけど全然痛みが治らない」という方は一度ご相談ください。
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