こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、坐骨神経痛とついつい間違えてしまう病気についてお話ししたいと思います。
「坐骨神経痛だと思っていたら全然違かった!」なんてことはよくあるので、安易に自分で判断してしまうのは危険です。診断や判断は専門家に相談しましょう!
目次
坐骨神経痛と間違ってしまう病気
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは坐骨神経痛と同じようにお尻から足にかけて痛みやしびれが出ます。
比較的若い年齢に多いのが特徴で、20代が最も多く30~40代にも起こります。
前かがみの姿勢で痛くなるとヘルニアの疑いが強くなります。診断はMRIで行います。レントゲンでは写らないので注意しましょう。
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)も坐骨神経痛と同じくお尻から足にかけて痛みやしびれが出ます。
高齢者に多いのが特徴で、50代以降の方に見られます。
カラダを反らすと痛くなり、歩くと足が痛くなるけど座って休むと痛みがなくなる(間欠性跛行)が特徴です。これもレントゲンでは写らないのでMRIで診断を行います。
梨状筋症候群
梨状筋(りじょうきん)とはお尻にある筋肉のこと。梨状筋の下が坐骨神経の出口になっていて、この筋肉が緊張すると坐骨神経が刺激され痛みやしびれを引き起こすことがあります。
日本人の15%くらいは坐骨神経が梨状筋を貫通しているので、このような人は確率が高くなります。(とは言え自分の坐骨神経が梨状筋を貫通しているかなんてわかりませんが…)
足を内股気味にすると症状が出る傾向にあります。
仙腸関節障害
仙腸関節とは仙骨と腸骨の継ぎ目のこと。ほとんど動きがない関節とされていますが、動かなすぎたり動きすぎたりと本当に些細なことで足に痛みが発生することがあります。
具体的なメカニズムはまだ不明なこともありますが、仙腸関節自体ををケアすることで痛みがスパッと無くなることもあります。
椎間関節障害
背骨の一つを椎骨と呼びます。椎骨と椎骨の継ぎ目の椎間関節。ここに変形が生じることで発生します。
足やお尻に痛みが走り、特にカラダを反らす動きで痛みが発生することがあります。
上殿皮神経障害
殿皮神経(でんひしんけい)はお尻の表面に出てくる神経で、骨盤を乗り越える時に圧迫され痛みが出ることがあります。
一か所押すと痛みが強く出たり、仰向けで寝ると圧迫が強くなって症状がでることがあります。逆に、押すと痛みが軽減され楽に歩けることもあります。
痛みを軽減させるには?
自分で痛みを軽減させるためにフォームローラーを転がしましょう。
特に「湿布や痛み止め飲んでるけど全然変わらない!」というのであれば必ずやるべきです。
基本的に乗って転がすだけなので、誰でも手軽にできます。
場所によっては痛い場合もありますが、自分で強度を調整することが可能です。
最低限のお尻・もも裏・ふくらはぎはやっておきましょう。
これも「めんどくさい!」と思うなら振動機能付きのフォームローラーもあります。これはただ乗っているだけでいいのでずぼらな方にはぴったしw
まとめ
坐骨神経痛と間違いやすい病気についてお伝えしました。
そもそも坐骨神経痛とは病名ではなくお尻から足にかけて現れる症状をまとめたものになります。
坐骨神経痛の原因がヘルニアや脊柱管狭窄症の場合は、これらを改善しなければ痛みが治まることはありませんし、レントゲンやMRIで異常は無いけど痛みがある場合は、きちんと原因をを見つけ出して解決しなければ症状がなくなることはありません。
痛みや違和感が強くなってくると自分で改善することはなかなか難しいので治療に行くことをオススメします。
「坐骨神経痛と言われたけど全然よくならない」
「いつまで経ってもしびれが出ている」
「何やっても改善する気がしない」
など坐骨神経痛でお悩み、ご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください。
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