こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は首をがっつり寝違えてしまった時、お風呂に入るのはいい?悪い?ということでお話ししたいと思います。
目次
首の寝違えにお風呂は効果的なのか?
まず、個人的には寝違えにお風呂は効果があると考えています。それはケガ(外傷)ではないからです。
ケガであれば組織に炎症が起こるので温めるのは控えるべきです。しかし、寝違えはケガでないのでお風呂は痛みの改善に効果があると考えます。ただし、理想的な温度で入浴しましょう!
でも「痛いから冷やした方がいいんじゃないの?」という方もいると思いますので、冷やすことと温めることの違いを次に書きました。
冷やすとどのような効果がある?
冷やすことで血管が収縮し血流量が減少します。出血や内出血している場合は出血量を減らす効果があります。また、痛みを感じる神経をマヒさせ脳に痛みが伝わるのを弱めることができます。これが筋肉の異常収縮減少に繋がります。
ですが、いいことばかりではありません。筋肉などが損傷した場合それを治すのは血液中の修復物質です。血流量を減少させることは、体を治す機能を遅らせてしまう可能性があります。私は、「痛いからすぐ冷やすではなくケガをして腫れがすごく痛くて動けないから冷やす」とお伝えしています。
温めるとどのような効果がある?
温めることで血管が拡張し血流量が増加します。代謝が亢進され、こちらも筋肉の緊張が減少します。新陳代謝も増加し、1℃上がるごとに基礎代謝が13%増えます。また、血流量が増えることで浮腫の軽減にもつながります。
ただし、炎症反応がある場合は、温めると痛みが強くなってしまう可能性があるので注意が必要です。出血していたり、腫れがすごい場合は温めるのは控えるべきでしょう。
自分の状態を見極めることが重要
これをもとに、自分の状態を見てみましょう。両手で痛い部分に触れてみて、ズキズキ熱を持っていたり腫れが出ている場合は冷やした方がいいとなりますね。そうでなければ、冷やさないで様子を見るか、ゆっくり温める方がいいでしょう。
多くの寝違えではズキズキ熱を持っていたり腫れが出てしまうことは考えにくく、安静にしていれば痛みが出ることは少ないです。通常は数日経てば痛みが軽減し、その後いつの間にか痛みが無くなっていることが多いです。痛みが変わらなかったり、強くなってしまった場合は他の問題が隠れていることがありますので、専門機関を受診することをオススメします。
寝違えにならないために
寝違えにならないために、寝違えになってしまう原因を理解しましょう。これをやれば寝違えません!とは言い切れませんが、理解することで痛みが出にくい体にできるでしょう。
フォームローラーでメンテナンスを行うことが重要です。首周りの調子が悪いな、妙に背中辺りがぴくぴくするといった症状があれば、寝違えてしまうかもしれません。フォームローリングマッサージで使いすぎている筋肉をリリースし、寝違えにくい状態にしておきましょう。
これを入浴後にやるとより効果的です。一見、首と関係ないかもしれませんが、めちゃくちゃ関係しています!
お湯の温度はちょいぬるめで
入浴は問題ないけれど、熱いお湯に長時間は問題です。入浴することでリラックス効果が高まりますが、温度が高すぎると交感神経を活発にしてしまって逆効果になってしまいます。
38~40℃くらいのちょっとぬるめかなと思う温度で入浴しましょう。これは副交感神経を優位にしてくれます。筋肉の緊張を緩和することを目的として入浴しますので、普段から熱めのお湯が好きという方は温度を下げて入浴しましょう。
まとめ
寝違えてしまってもお風呂に入ることは問題ありません。逆に冷やしてしまうと首が固まって痛みが長期化してしまう可能性があります。首周りの緊張状態を解くためにも、ちょいぬるめのお湯に浸かってカラダをリラックスさせていきましょう。
通常の寝違えであれば数日で痛みが無くなります。しかし、数週間も痛みが続いているのであれば別の可能性が考えられます。痛みがなかなか良くならない場合は専門家に相談しましょう。当院では急性の寝違えから時間が経ってしまった寝違えまで対応しております。手技と電気療法をメインに患者さんの状態に合わせて適切な施術法を選択します。
「首が回らないぐらい痛い!」「寝違えになりそう!」などありましたらお気軽にご相談ください。寝違えはクセになりやすいです。正しい対処をして自分の体を理解することが、寝違えない体にする第一歩になります!
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