膝の痛み

膝の水を抜くとクセになる?毎回注射で抜く人必見!クセになる原因を徹底解説!

こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。

今回は、膝の水を抜くとクセになる?クセになる原因を徹底解説!ということでお話ししたいと思います。

 

膝の水を抜くことはクセになるのか?

結論から言うと、膝の水を抜くこと自体がクセになることはありません。水を抜くとすぐ溜まってしまい、また抜かなきゃいけなくなると思ってはいませんか?

そもそも膝に水が溜まる原因は、
・靭帯や半月板・軟骨に傷がついてしまったから
・変形性膝関節症による影響
・リウマチや通風・細菌感染による影響

などが考えられます。これらの原因で膝に炎症が起こってしまい、その炎症を抑えるために水(関節液)を出します。

 

膝に水が溜まるメカニズム

体の防御反応として水が溜まります。そして、炎症が治まれば自然に水は吸収されます。そもそも体のあらゆる関節には一定量の水(関節液)があり、適切な量がないと関節をスムーズに動かすことが出来ません。

関節液は関節を保護したり、軟骨に栄養を送ったりする大切な存在です。これがあることで、軟骨同士がすり減るのを守ってくれています。溜まると厄介な存在かもしれませんが、私たちにとって重要な存在です。

簡単に説明すると、

体の中に問題発生!(炎症が起こる)
体を守れー!(水=関節液を出す)
体の問題解決したよー!(炎症が治まる)
体を動くようにしろー!(水が吸収される)

というような働きが体の中で起こっています。水が出るのは自然なもので、炎症が治まれば自然に吸収されていきます。

 

では、なぜクセになると言われてしまうのか

それは、自分に起こっている原因を理解していないからです。これを理解しないと水が溜まったから抜くことだけを繰り返してしまうことになるので、クセになると勘違いが起きてしまいます。

炎症が起こり、それを抑えるために水が出ることは分かりましたか?つまり炎症が治まらない限り水は出続け(溜まり続け)ます。水を出して体を守っているにも関わらず、膝が腫れて痛い・動かしにくくて痛いという理由で水を抜いても、炎症が落ち着いていなければ再び水が溜まります。

水を抜いたことで、腫れによる痛みは軽減するはずですが、炎症の原因を改善しなければ意味がありません。多くの人がこの大きな勘違いをしてしまっています。痛くて動かせないのではなく、炎症を抑えるために痛みと水を出して動かなくしていることを理解しなければいけません。

なぜ膝に水が溜まってしまうのか、なぜ炎症が起きてしまうのかをしっかりと理解することが重要です。

 

私の膝の場合はどうすればいいの?

まず、腫れが強く出ている場合は圧迫を行うべきでしょう。サポーターでもいいですが、バンテージや伸縮の包帯がベストです。圧迫をすることで再吸収されやすくなります。

手間は少しかかりますが、圧を自分で調整できるので重宝します。そしてアイシング(冷やす)や湿布で痛みを無くそうと思われる方が多いですが、オススメはしません。

どちらも痛みを抑えてはくれますが、根本的な問題解決にはならないからです。膝をケガした(捻った・ぶつけた)場合にはアイシングも一定の効果はありますが、大切なのは圧迫です。

ケガをした記憶はないけど膝が痛いという場合のアイシングはやめた方がいいです。繰り返しになりますが、アイシングも湿布も痛みを抑えるだけです。治しているわけではないことを理解しましょう!

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まとめ

水が溜まる原因を理解して炎症を抑えれば腫れは治まり、だんだんと水が無くなっていくでしょう。水が溜まったら抜けばいいという安易な考えは、手術への最短ルートだと思ってもらって結構です。

とは言え、膝が痛いのは気になりますよね。痛みが強すぎたり、気になる場合はもちろん専門家に相談しましょう。適切な判断と処置を行ってくれます。ベストは自分で応急処置をおこなった後に専門家に診てもらいましょう。

当院の場合ですと、膝の状態を判断した上で施術を行います。炎症を抑え関節液の再吸収を早めるために電気療法・超音波・ラジオ波などを組み合わせて最善の施術を行いますが、検査で疑わしいものが見つかればレントゲンやMRIの撮影に行ってもらうこともあります。特にスポーツなどで膝をひねった場合は早めの判断が必要です。

膝の水を抜くことで膝の状態を判断できます。血が混じっていいたり、濁っていたりすると、骨折や靭帯が損傷している可能性も出てきます。以前、膝の捻挫と判断されて一向に良くならず来院した患者様が、検査をしてみたら靭帯が切れてる可能性があり、実際にMRIで断裂が見つかったなんてこともあります。「この膝の腫れの原因はいったい何?」「膝の痛みや腫れ・違和感がなかなかとれない」という方は一度ご相談ください。

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