こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、お皿周辺が気になる!膝の痛みを場所別に分けてみた!あなたはどの場所が痛む?ということでお話ししたいと思います。
膝の痛みを場所別に分けて考える
「膝が痛い」と一言で言っても、人によって痛い場所は異なります。ここでは、大きく6か所に分けてそれぞれの場所が痛む原因をお伝えします。
①お皿
②お皿の上
③お皿の下
➃膝の内側
⑤膝の外側
⑥膝の裏側
まず、大まかでいいので自分の膝のどの辺りが痛むのか調べましょう。同時にどのような動作で痛むのかも分かるといいですね。痛い部分が①~③であればこのまま、➃~⑥はコチラをご覧ください。
中には、何もしてなくても痛みがある場合やどこが痛いのか分からないという方もいると思います。そのような場合は、早めに専門家に相談してみて膝を診てもらうべきでしょう。
お皿自体が痛い場合
お皿自体が痛む例として有痛性分裂膝蓋骨があります。(膝蓋骨は膝のお皿の事)
この辺(お皿の上やや外側)が痛くなっていると疑いが出てきます。
その名前の通り、膝のお皿が二つ以上に分かれてしまったものを言います。症状が出ない場合も多いので、発見されないこともありますが、ふとしたきっかけで痛みが出て見つかることがあります。
成長の段階でくっつかなかったという説と成長途中で筋肉に引っ張られて分裂してしまう説がありますが、まだしっかりとした原因は研究中となっています。10代の男性に多いことが特徴の一つで、膝を強くぶつけたことがきっかけとなり、運動中や運動後にお皿が痛くなることがあります。
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もう一つは、膝蓋大腿関節症や膝蓋軟骨軟化症の可能性があります。
膝のお皿自体や奥が痛むことが多いと、この病態かもしれません。階段やイスからの立ち上がりで痛むことが多いです。
これらは、お皿と大腿骨(太ももの骨)の間でおこる問題です。ジョギングやランニングなどで曲げ伸ばしを繰り返したり、体重増加や膝の不安定性によるストレス、もともとお皿と太ももの骨のはまり具合が悪い、などが原因で痛みが出現します。
進行すると変形性膝関節症になる恐れもありますので、早めの対処が必要になってきます。
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お皿の上の部分が痛い
これは太ももの前の筋肉の問題があります。
たくさん運動したことで使いすぎている状態になっていたり、逆に全く使わなくなっていたりすると、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の動きが悪くなりやすいです。どちらもストレッチやマッサージなど、メンテナンスを怠ったため痛くなることが多いようです。
筋肉が硬くなったから痛くなった訳ではないことに気を付けましょう!日常生活ではあまり感じないけど、膝を曲げた時に前がつっぱって痛いんだよねという方が多いです。
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もし、痛みもあるし腫れもあるようでしたら滑液包炎が疑われます。
中には膝全体が腫れてしまうこともありますが、左右を見比べた時にお皿の上側だけ膨れていることがあります。炎症が起こっているため、腫れ以外にも熱を持っていたり赤くなっていたりする場合が多いです。
捻挫や打撲が原因となっているので、しっかりとした応急処置をしておけば落ち着いてくるでしょう。
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お皿の下が痛い
これは、ジャンパーズニーの可能性が高いです。
名前の通り、バレーやバスケなどジャンプをする競技で痛くなることが多いです。もちろんサッカーや野球、ランニングなどでも痛めることはあるので注意が必要です。
その部分を休ませることがとても大切で、股関節と足首の可動性と連動性のリハビリを同時に行うことが痛みの改善とパフォーマンス改善につながります。
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膝蓋腱炎と言われた!ジャンパー膝に湿布はNG!!
それよりも下の骨が出っ張ている部分が痛む場合は、オスグッド病かもしれません。
成長期の男子に特に多く発生し、スポーツをやっている子どもには比較的多い印象です。
早めに処置をすれば痛みなく動けるようになりますが、そのうち治まるだろうと放置してしまうと、なかなか痛みが取れず、日常生活にも影響が出てしまいます。
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まとめ
今回は、①お皿 ②お皿の上 ③お皿の下の3つの場所の痛みについて解説しました。
次回は、➃膝の内側 ⑤膝の外側 ⑥膝の裏側の痛みについて解説します。
「自分の痛みはちょっと場所が違うんだけどこれって何だろう?」「なんか膝に違和感があるんだよな」という疑問にもお答えしますので、お気軽にご相談ください!
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