こんにちは!練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、膝の外側側副靭帯をケガしてしまった方に向けて安静がベストではないことをお話ししたいと思います。
外側靭帯を早く治したい
膝を捻ってしまって、外側を痛めてしまったあなた!
病院で検査してもらった結果は外側靭帯損傷と診断されましたか?
湿布と痛み止めだけもらって「また1週間後に来てください」なんて言われてませんか?
もちろん、これで痛みは治まるかもしれませんが、その間何もしなければ痛みや違和感が長く続いてしまうことがあります。
また、ケガをしてかなり時間が経っているにも関わらず痛みや違和感が無くなっていないのであれば、適切な処置やリハビリをしなかったからかもしれません。
完全断裂でもない限り、安静がいいとは限りません。
早く治したいのであれば、何もせず体が治るのを待つ治療ではなく、積極的に痛みを改善する治療を行っていくべきでしょう!
ただの捻挫も靭帯損傷?
靭帯損傷と聞くと結構ひどいケガのように聞こえますが、実は捻挫も靭帯損傷の一つです。
みなさんは捻挫=軽傷、靭帯損傷=重傷と思ったりしていませんか?
詳しくはコチラで解説しています⇩
深く知る必要はないですが、違いは知っておいた方がいいと思います。
どんな捻挫でも多少は靭帯損傷をしていますし、靭帯が損傷してれば捻挫しているのと同意義です。
痛み止めや湿布を貼ることで、この回復が早まることは絶対にありません。あくまでも薬は痛みを抑えるものです。
痛すぎて何もできない!
大事な用があるのに痛すぎてどうにもならない!
というような場合以外は薬はオススメしていません。
適切な負荷って何?
難しい表現かと思いますが、痛みが悪化しない程度の負荷のことです。
例えば、包帯で圧迫をしている状態で日常生活を送ってもらい、痛みが悪化しなければ適切な負荷と言えるでしょう。
逆に、たくさん歩いてしまって損傷している部位の痛みが強くなってしまったら負荷が強すぎるということです。
もちろんケガの状態や個人差がありますが、当院ではできる限りいつも通りの生活を送ってもらうことを推奨しています。(患部の圧迫はしたまま)
これを行うことで、回復が全然違いますしリハビリもスムーズにできるようになってきます。
痛み止めや湿布に頼りすぎてはいけない理由が分かりましたか?
これらに頼って痛みを無くしてしまうと、どの程度が適切な負荷か分からず、組織がどの程度回復しているか分からなくなってしまいます。
治りきっていないのに痛くないからと動きすぎて、痛みや違和感がなかなかとれない。
治っているのに痛くなりそうだからと動かなすぎて、痛みや違和感がなかなかとれない。
こんな膝になってほしくありません。
安静はベストでもベターでもない!
例外がありますが、安静はベストでもベターでもありません!
安静にすべきなのは、靭帯が完全に断裂してしまいギプスでぐるぐる固定になってしまった場合などです。(あとは風邪とかw)
それでも安静にしている期間は数日でしょう。
少しも動かなければ筋肉も体力も落ちていく一方なので、安静にする必要は全くないです!
ベストはできる限り普通の生活を心掛ける、ベターはちょっと足に気を使って普通の生活を心掛けるといった感じです!
しばらく経っても痛みや違和感が取れない場合は?
まずは、自分でメンテナンスをやってみましょう。
ストレッチやマッサージでもいいですが、私はフォームローラーでのセルフマッサージをオススメしています。
これで太もも周りを重点的にリリースしていきましょう。特にももの前と外側を行います。
自分でメンテナンスをしても改善されない場合は専門家の手を借りることも手段の一つです。
痛みやケガに強い整骨院や整体院などに相談してみましょう。
友人や家族が行っている場所があれば紹介してもらってもいいですね。
まとめ
外側靭帯損傷を早く治したいのであれば、ちゃんと圧迫をした上で適切な負荷を加えていきましょう。
簡単に言ってしまえば、いつも通り普通の生活をしてくださいということです。
膝を気にしすぎて安静にしたり、湿布や痛み止めを使ってしまっては治りが遅くなってしまいます。
目安は翌日に痛みが強くならなければOKです。
自分で行うストレッチやメンテナンスも、患部が痛くなってしまってはダメですが痛くないようでしたら積極的に行ってもいいでしょう。
「膝の痛みがなかなかよくならない」
「いつまで経っても違和感が残っている」
「特に捻ったりはしてないけど膝が痛いのはなんで?」
など膝に関するお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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