こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院
河野です。今回はデスクワークで疲れにくい座り方についてお話ししたいと思います。
目次
基本は骨盤を立たせよう
簡単にできる座り方の基本は骨盤を立たせることです。
この位置が悪いと疲れやすい姿勢になりやすく、慢性的な腰痛や肩こりなどの原因になってしまいます。自分では「いい姿勢!」と思っていても実は悪いポジションに…なんてことはよくあります。
自分の座り方を見直す3つのポイント
自分の座り方のクセを見直してみましょう。左右に偏っていたり、背中がやたら丸まっていたり、顔が前に出すぎていませんか?ここでの座り方は骨盤を中心に考えて、
・お尻のでっぱりで座る
・左右の骨盤の高さは均等に
・お腹を締めて骨盤を安定させる
の3つを気にしましょう。
・お尻のでっぱりで座る
イスに座ってみてお尻の下に手を入れてください。左右の骨(坐骨)のでっぱりが見つかりますか?これがイスと垂直になるイメージで座りましょう。この座り方をするだけで姿勢がシャキッとして骨盤が安定するはずです。
・左右の骨盤の高さを均等に
同時に左右の骨盤の高さも同じにしましょう。腰骨に手を当てて高さを同じように…と言っても難しすぎますね。なのでもう一度お尻の下に手を入れてでっぱりを感じます。左右とも同じくらいの圧で座りましょう。体重が均等にかかっていれば骨盤の高さがだいたい同じ指標になりますのでチェックしてみてください。
・お腹を締めて骨盤を安定させる
骨盤を立たせて高さも均等に座ったら、お腹に力を入れながら息を吐きだしましょう。手をお腹の横に当てて力が入っていることを確認してみてください。この状態でゆっくり深呼吸をします。お腹でしっかり呼吸をしながら骨盤の安定性を高めます。
タオルを使ってサポート
骨盤を立たせて座ると疲れてしまう方はタオルを使って骨盤をサポートしてあげましょう。半強制的に骨盤を立たせることができます。バスタオルなどを使用しこんな感じでお尻の下に挟んでみましょう。
半分ほどお尻に当てて骨盤を立たせます。バスタオルがサポートしてくれて自然と骨盤がっちょうどいい位置におさまりませんか?慢性的な腰痛持ちの人にも効果的です。骨盤を立たせることが習慣化できるまで助けてもらいましょう!
クッションを使ってサポート
腰までサポートが欲しいのであれば、すっぽり覆えるクッションもありです。
タオルだとズレたりして…というのであれば、クッションに頼むのもありですね。
正しい座り方をすると疲れる…
と、ここまでデスクワークで疲れにくい座り方をお話ししましたが、こんな座り方をし続けたら間違いなく疲れますw
姿勢としては正しいかもしれませんが「正しい姿勢=疲れない姿勢」ではありません。正しい姿勢で疲れてしまう理由は、人間がそういう風な構造になっていないからです。
1分間全く動かないことはできるかもしれませんが、かなり苦痛だと思います。10分間動かないことはカラダを鍛えている人でないと難しいかもしれません。そのくらい動かない姿勢はカラダにとってツライものです。
正しい座り方も普段無意識にやっている座り方も、長時間の同じ姿勢は同じ筋肉を使い続けることになるのでカラダを疲れさせます。
足を組むのはダメなのか?
そんなことないです。私は全然オッケーだと思います。(あくまでも個人的な意見ですが)
毎回毎回同じ足を組むのではなく、定期的に組み替えることが大切です。同じ動作を繰り返していることになってしまうので、右を組んだら次は左、その次は逆というように同じ姿勢を取り続けないようにしましょう。
「足を組む姿勢は骨盤がゆがむからよくないって言われたんだけど」という方もいると思いますが、骨盤はほとんどの人が歪んでます。歪みを治すことが正しいのではなく、いろいろな方向に歪む(=いろいろな方向に動ける)ようにするべきだと考えてます。
もちろんストレッチも効果的でしょう。膝を伸ばしてももの裏をストレッチしたり足首を反対側の膝上あたりにおいて前屈すると、お尻のストレッチになります。立ち上がってのストレッチは全身の血流もよくなるのでより効果的だと思います。
わざと下半身をひねった状態でのデスクワークも長時間の同じ姿勢でなくなるのでいいと思います。正しい座り方を意識するのではなく骨盤をいろいろな方向に動かして同じ姿勢を継続させないことが疲れにくい座り方です。
まとめ
あなたがいつも座っている姿勢は決して間違っている姿勢ではありません。長時間同じ姿勢を取り続けることが疲れや痛みや違和感につながることを覚えておきましょう。
ついつい楽だからと言う理由でいつもの姿勢をとるのではなく、骨盤を立たせ理想的な姿勢を維持する筋肉を鍛えることを意識していきましょう。あなたの姿勢をコントロールできるのは自分自身です。
座り方を意識するだけで肩こりや腰痛のリスクが減少する以外にも、女性に多く見られる冷えやむくみの改善も期待できます。膝を過度に曲げていたり、もも裏が長時間圧迫されていたり、両足が床から浮いていたりしませんか?骨盤以外にもデスクワーク周りの環境がカラダに悪影響をもたらしていることは多いです。
自分自身と周りの環境を同時に改善することがカラダを整える第一歩です。日頃のクセや姿勢を意識して疲れにくいカラダにしていきましょう!
「デスクワークでなかなか疲れが取れない」
「姿勢が悪いと言われることが多い」
「何もしていないのに疲れが解消しない」
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