こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、腰をぶつけて痛みが続いているけれど、これって本当に打撲なの??ということでお話ししたいと思います。
転んで腰をぶつけた!
腰を打撲してしまって痛みが長く続いていると、これって本当に打撲なのか気になりだしますよね。いつもなら数日で治まるのにいつまで経っても痛い場合は、折れている可能性ももちろん考えられます。ただし激しく転倒した場合や、コンクリートの角など硬いものとぶつかった場合に発生するので、普通だとなかなか出会わない骨折ですね。
自分の腰で痛みが出ている場所を確認してみてください。腰の真ん中あたりや、少し横の辺りが痛みますか?
普通にぶつけたくらいであれば、打撲と考えて問題なし
日常生活で転んでぶつけたくらいであれば、打撲と考えてもらっていいです。痛みが長く続く場合は強打撲と考えてもらっていいでしょう。だんだんと痛みは落ち着いてきたけどまだ何だか気になるんだよね~と感じてしまう原因は、正しい応急処置をないがしろにしたせいかもしれません。
あなたはぶつけてまず何をしましたか?もちろんアイシング!と答えるかもしれません。それは、半分正しく半分不正解です。私がケガをしたらまず行ってほしい応急処置は圧迫です。
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アイシングは、痛みを抑えるのに効果がありますが決して患部を治している訳ではありません。むしろ冷やすことは回復を遅らせてしまうというデータが出ています。
この痛みを自分でなくすには?
もし、痛いからという理由で毎日アイシングや湿布をしているのであれば、その行為が痛みを長引かせている原因かもしれません。
打撲した部分がズキズキして熱を持っているように痛ければアイシングしてもいいですが、特にそんな感じがない場合は温めた方が組織の回復が早くなります。湿布も打撲を治しているのではなく、痛みを感じにくくしているだけなので貼り過ぎには注意です!
そんな時には、少し長い時間湯船に浸かってみるのはいかがでしょう?40℃前後のぬるめのお湯に15~20分ほどゆっくり浸かりましょう。副交感神経を優位にして筋肉の緊張を解きます。血管が拡張するので、ケガをした組織の回復が早くなります。
そして、体が温まっている状態で打撲した以外の場所をリリースしていきましょう。フォームローラーやリリースボールなどがあると便利ですね。お尻、背中は重点的に行いましょう。
しばらく痛みが引かないけどまさか折れてる?!
ぶつけてから痛みが全然変わらない、逆に痛みが強くなっている気がする、という場合は折れてる可能性も考えられます。もしレントゲンを撮っていなかったり診断を受けていないのであれば一度整形外科を受診してもいいと思います。
折れている可能性があるのは、腰椎横突起や浮遊肋(第11.12肋骨)骨折が考えられます。骨折は強い力が加わって発生するものなので、日常生活でぶつけたぐらいではなかなか見られないケガです。(可能性はとても低いですが、発生することもあります!)
腰椎横突起と浮遊肋
どちらもコルセットなどで圧迫固定と安静が治療法になっています。打撲の治療法とほとんど同じですね。
骨同士がくっついてからリハビリを行い、スポーツに復帰となりますが、中にはくっつかない場合もあります。もしくっつかなくても日常生活やスポーツに何も問題ありませんが、慢性的な腰痛の原因になってしまう可能性があります。
中高年の女性や高齢者は腰椎圧迫骨折の可能性も否定できません。気になるようであれば一度病院に行ってみましょう。
まとめ
普通に転んで腰をぶつけたら打撲になります。しかし、何もしなかったりするとなかなか痛みが消えず違和感が残ったままになってしまいます。まずは、きちんと応急処置をして自分で痛みをとっていきましょう!もちろん先手を打って病院や整骨院で正確な判断をしてもらうこともいいと思います。そのうち治ると言って湿布や薬に頼ったままにしてはダメですよ。
当院では電気と超音波で痛みを取り除いた後、ラジオ波やIASTMを使用し可動域を元通りにしていきます。
特に、骨に異常はないけど痛みがなかなか取れないという場合は、皮膚や表面の組織に問題がありがちです。IASTM治療は組織の滑走を良くし、動きを取り戻すことでその違和感を取り除いていきます。
「腰をぶつけて痛みが続いている」「打撲と言われたのに全然治らない」という方は一度ご相談ください。
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