こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は、歩くと痛い!太ももの打撲には、必ずコレをやろう!!ということでお話ししたいと思います。
太ももを打撲したら
太ももを打撲するとめちゃくちゃ痛いですよね…自分も部活中に経験があります…。いわゆる「ももかん」と呼ばれ、日常生活であまり見かけることはないように感じますが、サッカーなどのコンタクトスポーツの現場などで多く見られますね。
ももかんになったら、必ず膝を曲げて圧迫固定しておきましょう!痛いかもしれませんが、これだけは必ず行うべきです。これだけでその後の治り方が全然違います。まさかとは思いますが、圧迫もしないで放置しているなんてことはありませんよね?アイシングして湿布貼っておけば治ると思っていますか?
もちろんケガなので治っていくことは間違いありません。しかし、競技復帰が遅くなったり日常に支障が出ている期間が長くなったりします。適切な応急処置と治療が重要になりますよ。
膝を曲げて固定する理由
膝を曲げて固定する理由は、二つあります。
①膝が曲げにくくならないようにするため
②筋肉に正しい動きを与えるため
の二つです。
ももかん(太ももの打撲)は多くの場合、太ももの前側か横の部分で起こります。(後ろ側にももかん入った!という方がいましたら教えてください)
そんな太ももの前や横の筋肉は「膝を伸ばす」という働きをしています。ももかんを受けてしまうと、その筋肉が異常収縮してしまい膝が伸びた状態で固まりやすくなってしまいます。このままだと曲げる動作をしにくくなり、リハビリや競技復帰に支障をきたしてしまいます。
痛いかもしれませんが、後のことを考えると絶対に曲げて固定した方がいいです。また、再生してくる組織に正しい情報を与えることで予後が良好(見通しがよくなること)になるという報告があります。
今からでも遅くない!圧迫の大切さ!
もちろんアイシングは大切ですが、私は圧迫が大切だと考えています。
圧迫は患部の腫れや出血を抑えてくれます。しかし、アイシングは痛みは落ち着かせてくれるかもしれませんが、痛みを治してくれるわけではないですね。また、圧迫は損傷した筋肉などのサポートをしてくれたり、腫れが出すぎるのを抑えてくれます。
内出血が出すぎてしまうと、周囲の組織にまで悪影響が起こってしまいます。結果的に動きにくさであったり、ケガをした場所と違う部分が痛くなってしまったりするかもしれません。バンテージやサポーターなどで圧迫がアイシングより必要なことが分かりましたか?
どのくらいで歩けるようになる?
軽度のものであれば2~3週間で元の歩行に戻れると思いますが、重症になってしまうと数か月単位で治療が必要となり、歩けるようになるまでかなりの時間がかかります。(もちろん年齢や環境によって変化します。)競技復帰を目標に考えているのであれば、治療とリハビリを並行して行いますのでもう少しかかるでしょう。
中には、最初の10日くらいは松葉づえを使う方もいます。これは大げさでもなんでもなく早く歩けるようになるための最善の治療と考えてもらった方がいいです。
極端なことを言ってしまうと、テーピングやサポーターでぐるぐる巻きにして競技をする方もいらっしゃいます。ちょっと痛いぐらいだからと言って練習や試合に出てしまうと、痛みがなかなか引かず慢性化していつまで経っても違和感が残る太ももになってしまいます。
まずは、このようなサポーターやバンテージを使用し圧迫に努めましょう。
適切な応急処置とその後の治療が大切になってきます!⇩
まとめ
太ももを打撲したら、必ず圧迫をしておきましょう。ももかんだったら、できれば膝を曲げた状態で固定しておきましょう。その方が治りが早いです。
なんでもかんでもアイシングと湿布することは、決して間違いではないですが競技復帰を長引かせてしまう可能性があり、極力避けた方がいいと思います。また、歩くのも痛い場合は一度専門家に相談してみるのもいいと思います。
当院では、電気療法と超音波を使用して患部を治療し痛みと腫れを取り除いていきます。
急性の痛みが落ち着いてきたら、ラジオ波やIASTMを使用して動きやすさを獲得させて、日常生活や競技復帰を促進させていきます。
これらの施術は、慢性的なものにも効果を発揮します。
「ももかんが入って歩くのも痛い」「以前ケガや痛みが出ていつまでたっても調子がよくない」「この痛みを早く改善したい」という方は一度ご相談ください。
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