こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院河野です。
今回は、腰痛に湿布は効果薄?湿布より効果が出せるセルフリリースの方法!ということでお話ししたいと思います。
腰痛に湿布は効果的なのか?
もちろん個人的には湿布薬が腰痛に対して一定の効果があると考えています。正しい使い方をすれば、腰痛の痛みを落ち着かせてくれるでしょう。しかし、腰痛なら何でも効果的なのか?という場合は、違うと思います。
もともとの湿布の効果として、
薬の成分によって血管が縮む
➡筋肉や神経に栄養が届きにくくなる
➡それらの働きが鈍くなる
➡痛みを感じにくくなる
というような流れがあります。湿布をすることで腰痛を抑えるのではなく、腰痛を感じにくくしているだけです。
腰痛に湿布が効果的なのはどんな時?
急性の痛みに対しては湿布の効果はあると思います。ぶつけたりギックリ腰になってしまった場合がそうですね。原因がちゃんと分かっている時やいつから痛くなったかがはっきりしている時は、湿布を貼って様子をみるのも一つの手です。
逆に慢性的な痛みに対して湿布の効果は薄いと思います。慢性的な腰痛や坐骨神経痛と言われたり、原因がはっきりしない場合は微妙です。もちろん湿布は薬剤が入っているので、一定の効果があるのは当たり前だと思いますが、「貼っても全然効果がないんだけど」という方もいると思います。
慢性的な症状の場合は、湿布ではなくホッカイロなどで温めることをオススメしています。血流を増やすことで、痛みを改善させる効果が期待できますが、カイロよりもセルフリリースを行う方が効果が高いです!
湿布より効果が高いセルフリリース!
セルフリリースでも特に簡単なフォームローリングマッサージがあります。フォームローラーでセルフリリースを行う方が、湿布を貼るよりも腰痛の改善に効果があります。痛みと関連している部位にピンポイントで行うことで、湿布以上の効果が期待できますよ。
腰痛の方に特にやって欲しいところが、ももの裏・お尻・背中の3か所です。関連している部位にリリースをかけて、痛みを軽減していきましょう。
「振動」するドクターエアもオススメです。より簡単に筋肉の緊張をといてくれるので、効果が高いです。音が大きいのがデメリットですが(笑)
湿布を貼るより効果が高い理由
フォームローリングマッサージは自分の体を動かすことで、いろいろな刺激を脳に入れてくれます。コロコロ当たる刺激だったり、体の姿勢を変化させることによる刺激だったり、振動する刺激だったり。
これらにより筋肉が伸びやすくなり、痛みが取れやすくなります。全身にリリースをかければ腰痛以外にも効果があります。肩こりや首コリ、膝の痛みにもよくなり可動域がアップするでしょう。
中には、「フォームローラーで筋膜リリースできるんだよ!」という人もいますが、それは違います。
そもそも筋膜リリースって何?
さまざまな雑誌やサイトで「筋膜リリース」という言葉が使われています。「筋膜の癒着を剥がす、筋膜リリースで腰痛改善!」なんて書いてあるものもありますが、筋膜リリースってどういうものだと思いますか?筋膜リリースで検索するといろんな言い回しがあり、「癒着している部分を引き剝がす」「筋膜のねじれを元に戻す」「動きの鈍くなった部分を解放する」なんて言われています。
個人的な見解になりますが、そもそも筋膜がこのような状態になるなんて考えにくいですしフォームローラーでコロコロするような外部からの刺激では筋膜に変化が起こるとは思えません。筋膜もまだまだ研究段階ですので、「筋膜の癒着」が正しい表現ではないです。
言葉だけが独り歩きをしてしまいフォームローリングマッサージが筋膜リリースと言われるようになったり、筋膜リリースが「筋膜の癒着を剥がす」といったイメージになってしまっています。
フォームローラーで筋膜リリースはできませんが、痛みの感覚を変化させ、可動域を上げることはできます。筋肉痛などには効果があるという文献は発表されていますので、セルフメンテナンスとしては効果があります。
まとめ
腰痛に対して湿布は一定の効果があると思いますが、個人差もあるので必ず効くとは言い切れません。それよりもフォームローラーでケアをするほうが腰痛の改善に効果があります。
特に慢性的な腰痛や長く続く腰の違和感には確実にフォームローリングマッサージをするべきです。自分でケアしても改善がされなかったり痛くなってしまった場合は専門家に相談することも一つの手段でしょう。
当院では、腰痛専門の手技と治療機械を使用し痛みを取り除いていきます。もちろんフォームローラーの指導も行っています。「腰が痛すぎる」「腰痛がなかなか治らない」「フォームローラーのやり方が分からない」などお気軽にお問い合わせください。
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