こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は「肘の痛み(外側上顆炎)の痛みを落ち着かせるにはアイシングが全てではない!」ということでお話ししたいと思います。
症状を落ち着かせるには?
外側上顆炎はあまり聞いたことのない名称ですが、テニス肘と言われると聞いた方がいらっしゃると思います。肘の外側の骨に痛みが出てしまいひどくなると日常生活にまで支障が起きてしまうやっかいなやつです。
何もしていなくても痛い人から、ペットボトルも持てないぐらい痛い人、腕を使うと痛い人、患部を触ると痛い人など、テニス肘の症状もさまざまです。自分の症状に一番合った痛みを落ち着かせる方法をチェックしてみてください!
まず、何もしていなくて痛みが強く出ている場合、ズキズキジンジンしている場合はアイシングをして患部を冷やしましょう。
スポーツを行った直後であったり、腕を酷使した直後に痛む場合は、きちんと行いましょう。(外側上顆炎でここまで進行している方はあまり見たことがありません。)
運動などを行った後でもズキズキジンジンしない場合は、アイシングは行うべきでありません!その理由は、血流を阻害して組織の回復を遅らせてしまう可能性があります!
アイシングはあくまでも痛みの抑制にのみ効果的です!
ペットボトルも持てない場合はかなり重症
このぐらいまで痛みが進行している方は結構多いです。特にペットボトルのキャップを開けたり、手の甲を上向きにして物を持つと痛みが倍増することがあります。
こんな動作はできる限り控えましょう!(痛くて持てない場合もありますが…)
物を拾い上げたり、パソコン作業も知らず知らずのうちに患部を痛めている場合が多いです。このぐらいであれば、しっかりと湯船に浸かって体を温めた状態で患部周辺を軽くマッサージしましょう。
自分で、手首のストレッチも行ってみてください。(筋肉の柔軟性が低下していることも考えられます。)二の腕や肩周りのマッサージやストレッチも同時にやると効果的です!
どうしても使わないといけない場合は?
その場合は、サポーターなどを使用して肘にかかる負担を軽減させます。サポーターで痛みがかなり軽減される方が多いです。
ですが、痛みが和らいだと勘違いしてスポーツを行ってしまう方がいます。そうすると、また悪化してしまう可能性がありますのでまずはしっかり治すことを考えてください!
このように、肘周りの筋肉をしっかりと圧迫してくれるものが理想です。
このような簡易的なサポーターでもいいと思います。テーピングは肌がかぶれてしまう方もいるので、その時に応じて対処した方がいいでしょう。
薬や湿布はOK?
どうしても!という場合は痛み止めの薬を飲んでもいいですが、そうなる前に専門機関などに相談してみることをオススメします。痛みが長く続いているのに薬や湿布でごまかしていると大変なことになります。
湿布や薬、アイシングもそうですが、痛みを抑えるだけであって組織を治している訳ではありません。効果をしっかり理解しておかなければ治るものも治らなくなってしまいます。
湿布の効果についてはコチラ⇩
湿布の効果はどのくらい?痛いからと言ってベタベタ貼ると痛い目に?!
まとめ
外側上顆炎はテニス肘とも呼ばれ、手首に負担のかかる動作を続けた結果、痛くなってしまう症状のことです。
病態や原因については詳しく分かっていないことも多く、中高年に多いのが印象的ですね。腕は日常で使わないことが無いので、一度なってしまうとなかなか改善されにくいです。慢性化してしまう前に改善することが重要になってきます!
また、肩が内側に入りやすかったり、猫背だったり、呼吸が浅かったりしていても肘に影響が出ることが多いです。
NS整骨院では、肘の痛みに対して超音波やIASTMを用いて施術をしています。長年続いている肘の痛みは落ち着くまで時間がかかることが多いです。日常生活でのクセが痛みに直結してしまい、そのクセが悪いものだと理解するまで時間がかかるからです。
なぜその部分が痛くなってしまったかを考えることから治療が始まります。「外側上顆炎と言われて痛みが治まらない方」「ずーっと肘の痛みが続いている方」がいましたら、お気軽にご相談ください。
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