こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は肩の後ろが痛くなるのは私だけ?本当の痛みの原因は前側の筋肉が問題!ということでお話ししたいと思います。
ひとまずココをリリースしよう!
それは胸の前に筋肉です。筋肉の名前で言うと、大胸筋と小胸筋です。
(見えている部分が大胸筋、この下に小胸筋があります。)
この筋肉の水色の部分をリリースしていきましょう。
やり方は簡単です。人差し指、中指、薬指の三本を使って、水色の部分に軽く刺激を入れるだけ。
指の腹を使って、皮膚を動かすイメージで行います。力強くグリグリやるのではなく、いた気持ちいくらいの強さでOKです。あくまでも皮膚の下の滑りをよくするイメージです。痛い部分や、動きが悪いなと感じる部分は入念に行いましょう。
なぜ肩の後ろが痛いのか
それは肩甲骨の動きに問題があるからです。
あなたが「肩」と呼んでる部分は、正式には「肩甲上腕関節」と言います。その名の通り、肩甲骨と上腕骨の関節ですが、これ以外にも色々な関節が複合して肩の関節を作ります。(肩鎖関節、胸鎖関節、肩峰下関節、肩甲胸郭関節)⇦多いですよね(笑)
こんなにも多くの関節が絶妙なバランスを取りながら動いています。さらに、これらの骨には筋肉がついています。
日常生活や仕事の動作・スポーツなどが関係して、ある部分の筋肉だけ使いすぎたり、全然使わなかったりして偏りが出てしまいます。特に猫背や、肩が前に丸まりやすいと肩甲骨が前に引っ張られてしまいがち。その影響で胸の前の筋肉は過緊張してしまい柔軟性をなくしてしまいます。結果的に、肩のポジションが悪い位置になり肩の後ろ側が痛くなってしまいます。
そこから無理矢理動かそうとするので、正しい動きができていません。最初は全然痛くなかったのに、ある時から違和感に変わり、最終的に痛くて肩が動かせない状態になってしまいます。
これだけはやらないで!!
痛い部分を探しだして、硬い棒などでグリグリ押すのはやめたほうがいいと思います。もちろん刺激が入るので、一時的に痛みは和らぐかもしれません。しかし、その部分はいろんな要因が重なった結果です。痛い部分以外の動きや不具合により、肩の後ろが痛くなっただけで、痛い部分に問題がある可能性は極端に低いです。
また、やみくもに湿布を貼るのも微妙です。痛み止めや、抗炎症剤が入った湿布を貼る方がいますが、湿布はあくまでも痛みを抑えるだけで治している訳ではありません。また、肌が負けてしまって赤くなってしまっている患者さんもちらほらいらっしゃいます。
湿布の効果についてはこちら⇩
湿布の効果はどのくらい?痛いからと言ってベタベタ貼ると痛い目に?!
セルフケアで痛みを改しよう
自分でできるセルフケアはフォームローリングマッサージです。
痛みが出ている部分は軽めに、前胸部や背中はしっかりめに行いましょう。
また、この部分を手でマッサージするのが大変!というのであれば、テニスボールや専用のリリースボールがあるので、これを利用するのもいいでしょう。
一つ持っていれば全身使えます! なのでオススメです!
ずーっと手が上がらない…
患者さんで、数年前に四十肩と言われてそこからずーっと手の上がりが悪いという方もいました。だましだまし日常生活を送っていたそうです。肩甲骨の動きも悪かったですが、動かし方を忘れていたので、動かし方を教え治すのに時間がかかりました。
痛みは数回の施術でなくなりますが、動かし方は結構時間がかかります。体が悪いクセを当たり前の動きとして認識したり、今回みたいに長期間使わなくなると、動きを忘れてしまいがちなので再教育が必要になります。
肩の動きを正しく覚え直すことで痛みの再発予防に繋がります。年齢だから…と諦めてしまう前に一度ご相談ください。もしかしたらその痛みは、動かし方かもしれませんよ?
まとめ
肩の後ろが痛くなる理由は肩甲骨の動きにあります。特に胸の筋肉の緊張をとってあげるだけで痛みが改善することがありますので、自分で重点的にリリースをしてみましょう。
自分でやってみたけど痛みに変化がなかったり、長期間痛みが続いているようであれば専門家に相談することをオススメします。当院では、痛みの改善はもちろん、痛みの再発予防にも取り組んでいます。もう二度とその痛みを繰り返さないようにすることがNS整骨院の使命です。
手技以外にも、各物療機器を使用しています。最善最短で、あなたの痛みを改善できるようお手伝い致します!「肩が痛くて動きが悪い」「肩こりなのか分からないけど痛みがある」「長年続く肩の痛みをどうにかしてほしい」などお悩みご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
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