腰痛

腰椎圧迫骨折をしたら初めにやるリハビリと日常生活の注意点!

こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。

今回は、腰椎圧迫骨折をしたら初めにやるリハビリと日常生活の注意点!ということでお話ししたいと思います。

 

圧迫骨折したらまず呼吸を見直す

圧迫骨折は意外と身近な存在で、特に骨粗しょう症を持っている高齢の女性に起こりやすい骨折です。最近では「いつの間にか骨折」なんて言われてたりしますね。

ケガをした方にリハビリを行うことは重要で、今までの日常生活を送るためには必要不可欠です。まず、リハビリを行う上で必ずやってほしいことは、理想的な呼吸をするということです。この呼吸を覚えることがリハビリの最初期であり、日常生活で注意するべき点でもあります。

 

理想的な呼吸とは?

それは赤ちゃんの呼吸です。

赤ちゃんは、お腹も脇腹も背中も膨らんでいて、体全体で呼吸していることがわかるはずです。(特に3か月頃の赤ちゃんがよくわかります。)赤ちゃんと同じような呼吸はケガをした直後からできるリハビリなのですぐやってみましょう。しかし、やってみると意外と難しいことが分かるはずです。

そもそも呼吸なんて普段は全然意識してませんよね?意識してやってみると意外と肩や胸でしてしまっている方が多いです。この呼吸がマスターできなければ安定して座るどころか歩くのは不安定になってしまいます。(赤ちゃんだって呼吸をマスターしたから座ってハイハイして立てるようになるのです。)

つまり、理想的な呼吸は背骨を安定化させるためにとても重要になってきます。

 

理想的な呼吸のやり方

①仰向けに寝て膝を立てる。

②鼻からゆっくり息を吸い込み、ゆっくり鼻から吐く。

③お腹、脇腹、背中の全方向に膨らむイメージ行う。

注意点として、
・頑張って呼吸をしない(自然に鼻から空気が入って自然と出ていく感じ)
・首や肩に力をいれることはしない(赤ちゃんの呼吸と同じように)

を意識して行いましょう。まずは、2~3分くらいやってみて、もし痛みが出る場合や疲れてしまう場合は、呼吸を頑張りすぎている証拠です。あくまでもゆったり行ってください。

最初は意識過ぎていろいろな場所に力が加わってしまうことがありますが、慣れてくると呼吸の回数も減り楽に息ができるようになります。

 

日常生活で注意すべき点

圧迫骨折は日常生活の動作全てに影響が出ます。特に注意すべき点は安静にしすぎることです。

安静にすることは様々なリスクが伴います。「痛みが落ち着くまで安静にしましょうね」という言葉は、痛みを長く出し続けてしまうこともあります。⇩
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もちろん、骨折の初期はコルセットを巻いておくべきだと思いますが、コルセットを巻いていても呼吸はしていますよね?なので、呼吸のリハビリはすぐにでも始めるべきです。

少し痛みが落ち着くと、だんだん動ける範囲が広くなってきます。この時、前かがみ動作や捻る動きに注意しましょうと言われていますが、個人的にはそこまで注意する必要がないと思います。むしろいつまでもコルセットをしたままにしている方が注意すべき点だと思います。動ける範囲で日常生活をしていきましょう。

保存療法(手術をせずに治す方法)を選択した場合、痛みが無くなるまで個人差が大きい印象があります。半年ほどで痛みが無くなる方もいれば、1年以上経過してもなんとなく痛みが続く…という方もいらっしゃいます。なので、「外すと痛くなりそうだから」といってコルセットを取るタイミングを見失っている方もいます。

レントゲンではもう治っていると言われたけど痛みがあるんだよねという方もいますが、そのような人ほど日常生活やリハビリをしっかり行うべきでしょう。

確かに圧迫骨折は痛いので安静にしたい方が多いです。しかし、そのような方ほど治りが悪い=痛みが長く続いています。湿布貼って安静にしていればそのうち治るというのは考え方が古いです。しっかり動かして痛みを取り除くことで、本当に治ったと言えます。

 

全てをリハビリにしよう

通常は、日常生活をしていれば、それが一番のリハビリになっていきます。洋服を脱いだり着たり、トイレや入浴動作、お買い物や散歩全ての動作はリハビリです。

つまり、わざわざリハビリの時間を作って行わなくても動いていれば自然とよくなっていくものです。(もちろん理想的な呼吸を理解した上で動くといいですね!)逆に動かしていないと、筋肉量の低下やサルコペニアによってどんどん動きにくくなってきてしまいます。

痛くなりそうだからと言って、以前やっていた動作や運動をやめてしまうのはとても勿体ないです。

 

まとめ

圧迫骨折は人によって長く痛みが続いてしまうことがあります。手術した人もしなかった人もリハビリを入念に行い、できる限り普通の日常生活を送ることで痛みが軽減されていきます。

だいぶ前に圧迫骨折したのに痛みがなかなか取れないのであれば、きちんとした体の使い方ができていない証拠です。まずは呼吸から始めて体の機能を取り戻しましょう。

当院では、急性期の圧迫骨折に対して電気と超音波による組織の回復を図ります。時間が経過しても痛みが残る圧迫骨折に対しては、IASTMや手技療法と運動療法を組み合わせながら、痛みの改善をしていきます。

「長く続いている痛みをどうにかしたい!」「痛みを無くすリハビリを教えて欲しい!」「リハビリをやっていいのか心配」「痛くなって動けなくなりそう」など、お悩みやご相談などありましたら一度ご相談ください。

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