こんにちは。練馬区桜台のNS整骨院 河野です。
今回は「肘をぶつけて曲げると痛い!折れてる?折れてない?の判断はこれ!」ということでお話ししたいと思います。
目次
肘をぶつけて痛いけど、打撲?骨折?
まず自分でできる判断として、
・明らかにぶつけたところが変形している
・尋常じゃないくらい痛みがある
・携帯も痛くて持てない
というような症状がぶつけた直後に出ている時は、骨折を疑うべきでしょう。
ですが、多くは打撲になります。
患部に痛みがあったり、腫れ、内出血、曲げ伸ばしが痛くて動かしたくないなどの症状は、そこそこの強さでぶつけていれば普通に出るものです。特に、自分で肘を曲げることができるのであれば、骨に異常があることは少ないでしょう。
この痛みは数日で治まることが多いですが、数週間経っても痛みが続く場合は肘周辺の組織に異常が考えられます。
受診する目安とタイミングは?
肘を強くぶつけた直後、動かせないほど痛みが強かったり、明らかな変形がある場合は早急に専門機関を受診しましょう。
原因がはっきりとわかって痛みが強い場合は、なるべく早い方がいいです。
ぶつけた直後はあまり痛くなかったけど、だんだん痛みと腫れが出てきた場合も受診することをオススメします。安静にしていれば痛くないが、ちょっとでも腕を動かしたり振動で痛みが出る場合は、骨折の疑いがあります。
ぶつけてからしばらく時間がたって腫れとかはないけれど、曲げる動作は痛いという場合は、肘周りの組織の動きが悪くなっている可能性があります。
痛みで肘を動かさなかったため、動きが悪くなり、曲げる動作をすると痛みが出るというパターンはよく起こります。ゆっくりと湯船に浸かって温まり、肘周りの血流をよくしてあげれば改善されることがあります。
よくならない場合は、整骨院や治療院などでみてもらいましょう。
自分でできる簡単な対策
ぶつけた直後に自分でできる簡単な応急処置をお伝えします。簡単なものですが、行った方がそのあとの治療効果が高くなるでしょう。肘以外でも、ぶつけたりひねった場合にはこの応急処置を行ってください。
アイシング(冷やす)
ズキズキしすぎて何もできない…少しでも動かすと激痛が…というのであればアイシングをしましょう。
それ以外の耐えられる痛みの場合は、アイシングする必要はありません。逆に組織の回復を遅らせてしまい、痛みを長引かせてしまう可能性があります。
痛くて何もできない!という場合のみアイシングです。
圧迫する
これが一番重要です。
伸縮性の包帯やバンテージなどで圧迫固定しましょう。かぶれなければ、テーピングでも大丈夫です。患部を固定すると同時に腫れを抑えることもできます。腫れがなかなか引かないのは圧迫していないことが多いので、しっかり行ってください。
どうしても動かさなければならない時は、このようなサポーターでもいいでしょう。
自分で簡単にできる応急処置はコチラ
ちょっと難しくなりますが現在の主流はこちら
ぶつけたのか分からないけれど、曲げると肘が痛い
中には、原因がはっきりしないけど肘が痛いという方もいます。
おそらくぶつけたのだろうと思っていると、なかなか治らず痛みを長引かせてしまう可能性もありますので、早めに正しい判断をしてもらいましょう。
外側上顆炎…肘の外側の骨が痛い場合は、外側上顆炎かもしれません。通称テニス肘とも呼ばれ、物をつかむ動作やタオルを絞る動作などで肘の外側に痛みが出る場合があります。
内側上顆炎…肘の内側の骨が痛い場合は、内側上顆炎かもしれません。通称ゴルフ肘とも呼ばれ、上と同様の動作で肘の内側に痛みが出る場合があります。
これらは、スポーツや日常生活などで、同じ動作を繰り返すことによって痛みが出ます。簡単な動作でも、何万回何十万回続けていると筋肉の張りやつっぱった症状から痛みに変わってきます。
肘周りの緊張が取れれば、落ち着くことが多いですが、一度痛みが出てしまうとなかなかとれにくいです。
変形性肘関節症…肘の軟骨同士がすり減り、変形が進むと変形性肘関節症の可能性もあります。大工さんや重い機器を扱ってきた方に多く見られ、作業の後痛みが強くなることが特徴です。痛みが強く出る場合は、専門機関に早めに相談しましょう。
まとめ
明らかな原因があって曲げると痛い場合は、整形外科や整骨院を受診しましょう!大丈夫だろうと考えていると、治療期間が長くなり、治りが悪くなる可能性もあります!正しい判断をしてもらうためにも、頼れる専門機関に相談することをおススメします。
「肘をぶつけて曲げると痛い」「ぶつけてしばらく経つけど全然治らない」「治療に行っているんだけど全然痛みが無くならない」など肘に関するお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。
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